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ツバサ・クロニクル ドラマCD 王宮のマチネ2 感想



小狼くんは王宮の地下劇場を見せてもらう。

そこへさくら姫が・・・


最後の台詞が問題だと・・・



ファイのところへ行く小狼。



黒剛の棒読みの台詞に


台詞を覚えるだけじゃなくって
もうちょい稽古してみたら
きっともっと、もっと
良くなると思うよ。



あぁ!
おだて上手なファイさん!

物は言いよう?



神官トーヤが言うには
今まで何回か王に芝居を見せたが
王の心を取り戻す事は出来なかった。
と言う。



芝居って本当に芝居っぽくて

うそ臭い!


って思ってしまう事もあるけど


芝居ってわかっていながら

本気にのめりこんでしまう芝居もある。



それを考えると


素人であるさくらたちが

自分たちの旅を基にした芝居だからこそ意味がある。


ファイの考えには納得ですね。



でも、やっぱり台詞の言えないさくらと小狼。



いよいよ本番。



ファイはファイで自分の台詞を忘れそうになるし


そこを小狼くんがファイに・・・



そしていよいよ問題の場面。



さくらちゃんは台詞が言えなくて・・・


ネトラジで聞いていたときは

一体どうなっちゃうの?

ちゃんと王の心を取り戻せて

宝物蔵を見せてもらえるのだろうか?


なんて心配になってしまいました。


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あなたたちが
私の羽根を探してくれるという
勇気ある者達なのですね?



その通りです。
姫君。



俺ら・・・

じゃねぇ。

我ら三人
この命に代えても!



ファイさん・・・台詞・・・



は・・・
オレの番だったね。



姫君の羽根を
必ず取り戻して見せます!



ぷぅ!
こうして三人の勇者は
過去を失くしたお姫様の羽根を
集めるために旅立って行くのでした!






いかがです?
王。
あの者達の芝居は?



特にどうと言う事もありません。






おれたちの芝居を見ても
王様に目立った変化は現れなかった。
その状態のまま
おれたちの芝居は終幕を迎えた。
さくら姫と何度も練習した
あの・・・
問題の場面だ。






失われた羽根は全て返り
私は記憶を取り戻す事ができました。
心から感謝します。



私もわが事のように嬉しく思います。



旅立つ前に約束したとおり
いかなる褒美もとらせます。
さぁ
何を望みますか?



私の望みは・・・

あなたです。



まぁ!



私は姫を愛しているのです!



何という事でしょう!
私のほうこそ
初めて出会ったあの時から
あなたの事を
ずっとお慕い申し上げていたのです。



それは本当ですか?



はい。
私は今こそ本当の事を言います。
私も・・・
あなたの事を・・・






やっぱり無理か。



さくらちゃん
しっかり。






私も・・・
あなたの・・・
事を・・・



私には言えない・・・
小狼くんに好きだ
なんて・・・

たとえお芝居の台詞でも・・・
言えない!






ぷぅ!
お芝居はクライマックスなのに
さくらは台詞に詰まっちゃった!

そんなさくらに
びっくりするような異変が起きちゃうの!
一体何が起こるのかと言うと
それは聞いてのお楽しみ!

と言う訳で
次回はユキトとトウヤにどっきどき!



ツバサ・クロニクル ドラマCD 王宮のマチネ2 2/3






失われた羽根は全て返り
私は記憶を取り戻す事が出来ました。
心から感謝します。



私も
我が事のように
嬉しく思います。



旅立つ前に約束したとおり
いかなる褒美もとらせます。
さぁ
何を望みますか?



わ・・・
私の望みは・・・
ひ・・・
姫・・・
あ・・・
あなたです。



まぁ!



わ・・・
私は姫を・・・
愛して・・・
いるのです。



なんという事でしょう!?
わ・・・
わたた・・・
私のほうこそ・・・
初めて出会ったあの時から・・・
あなたの事を・・・
ずっと・・・
おしたい・・・
もうしあげていたのです・・・



それは・・・
本当ですか・・・?



は・・・
はい!
私は
今こそ
本当のことを言います。

私は・・・
私は・・・
あなたの事を・・・

す・・・
す・・・
す・・・

ごめんなさい。
やっぱり無理みたい。



いえ、姫。
気にしないでください。
おれも上手く台詞を言えなかったですから。



やっぱりこの台本のままじゃないと
駄目なのかな?



羽根の手がかりを得るためですから。
仕方ありません。



そうだよね。
わかったわ。
もう一度最初からやってみようね。



失われた羽根は全て返り
私は・・・






姫と小僧もぼろぼろだな。



黒ぽんに言われたらおしまいなの。



何だと!?



シー!
大声出すと見つかっちゃうよ。
二人の邪魔したら悪いでしょ?
さ、外に出よう。



それにしても何であんな場面を書いた?



ん?



芝居の中じゃ
姫は記憶を全て取り戻し
あのガキと結ばれる。

だが現実には
そんな結末は逆立ちしたってありえねぇ。



ありえないゴールだからこそ・・・
だったりして。



ぁ?!



心で思っている事って
たまには言葉にして身体の外に出さないと
とっても辛いからね。



ますますもって
わからねぇ。



黒剛
にぶ~い!



そういうてめぇはわかってるのか?
この白饅頭!



せめてお芝居の中だけでも
小狼にハッピーな結末を味わってもらおう
って事でしょ?



ピンポーン!
大正解!
さすがはモコナだね!



えへへ。
頭なでなでして。



はい。
なでなで。



ふ~!
モコナとっても幸せなの。



へ~ぇ。
付き合ってらんねぇっつの!






それは本当ですか?



はい。
私は
今こそ
本当の事を言います。

私は・・・
私は・・・
あなたの事を・・・
す・・・
す・・・
すぅ・・・



^^
もう一度最初からやりましょう。



うん。
ごめんね。






こうして数日間の稽古を経て
おれたちの芝居はようやく完成にこぎつけた。
そしてついに
王様の前での公演が行われる事になった。



ツバサ・クロニクル ドラマCD 王宮のマチネ2 1/3


ありえないゴール。






うわ~い!
広~い!
声も響いて面白いの!
ぷぅ!



ここが王宮劇場ですか!



そうだ。
芝居好きだった我らが王が
夜な夜な劇団を招いては
この劇場で芝居見物を楽しまれていた。



今度はモコナたちがこの舞台に立つの!



その話ならファイくんから聞いた。
心を失った我らが王のために
皆で芝居をするのだろ?



はい。
王様の心が少しでも戻れば・・・
と思って。



しかし
既にその方法は
何度も試した。



ぁ・・・
そうでしたか。
で、結果はどうだったんです?



我らがユキト王は
どんな芝居を見ても
笑いもせず、泣きもせず
ただじーっと席につかれたままであったが・・・

芝居では王の心を復活させる事は
不可能なのだろう。



ぁ・・・
ここに居たのね!



姫!



どうしたの?



小狼くんって
ファイさんの書いた台本
もう読んだ?



まだ最後まで読んでいませんが・・・
何か?



え?!
ぁ・・・
それは・・・
その・・・



あれ~?
さくら、お顔が赤くなった!



と・・・
とにかく
台本を最後まで読んでみて。






それじゃぁ黒さま
今のところ
もう一度ね!
はい!



だぁー!
ははははは!
よえーよえー!
も・・・
もうちょっと骨のあるやつは
いねぇのかぁ!



はーい!
止めまーす!



何で止めんだよ!
この間言われたとおり
ちゃんと台詞
覚えて来ただろうが。



それは、そうなんだけどさ・・・
演技がいまいちだね。



文句あんのか?



じゃなくって
ほら、黒さまって強いでしょ?



当然だ!



その強さが今の演技だと
感じられないんだよね。



ふん。



台詞を覚えるだけじゃなくって
もうちょい稽古してみたら
きっともっと、もっと
良くなると思うよ。



そうか。
わかった。



ぷぷぷぷぷ!



ファイさん!
あの台本はまずいですよ!



あ?!
どこがまずいの?



モコナの出番が少ないの!



あ、じゃなくて・・・



なら何かな?



そ・・・
それは・・・
その・・・



あ!
もしかして
さくらちゃんとのラブシーンのこと?



ぇ・・・
ぁ・・・



ぷぅ!



何だと?!
そんな場面もあるのか?!



そんな大騒ぎする事無いよ。
ほら
お芝居のラストに
小狼くん演じる若き勇者が
さくらちゃん演じるお姫様に
愛を語るくだりがあるでしょ?



ぁ?!
あの場面のことか。
あんなの全然たいしたこと無いだろ。



それじゃぁ
どんなのだと
たいしたことあるの?



え?
だ・・・
黙ってろ!



たしかにたいした事
無いのかもしれないけど・・・
姫はとっても気にしてました。

それに・・・
おれも
やっぱりやりずらいです。
ここだけ書き換えてもらえませんか?



いや~だ!



え?!



物語と言うのはね
魔法で使う呪文とよく似ているんだよ。
一見無駄とも思える一つ一つの言葉が
互いに複雑につながっていて
大きな意味を形作っているんだ。
だから
ほいほい書き直せないんだよ。



ほう。



それと
重要な事がもう一つ。



重要な事・・・
ですか?



それってなぁに?



黒ぽんさ
あの台本読んで
どう思った?



そうだなぁ・・・
あれは俺たちの旅そのものだな。






黒剛さんの言うとおりだった。
ファイさんの書いた物語というのは
記憶を失くした姫君の元に集った勇者たちが
姫君の記憶の結晶である羽根を集めるために
旅立つという内容だった。






神官のトーヤさんが言ってたでしょ?
たくさんのお芝居を見せたけど
王様の心を取り戻す事は出来なかったって。



そいつは初耳だ。
ほんとなのか?



はい。



本職の役者がやっても駄目だったってのに
俺たちずぶの素人が手出して
勝算はあるのかよ?



だからお芝居の内容を
俺たちの旅と同じにしたんだよ。
作り事であるお芝居の中に
オレたちがこれまで体験した事や
感じた事を入れ込んでいけば
プロの役者さんたちに負けない
いい作品が出来ると思うんだよね。



あぁ。
それなら勝算も無くはねぇか。



とにかく
王様に心が戻らないと
羽根の手がかりが得られないからね。



ツバサ・クロニクル ドラマCD 王宮のマチネ1 感想


ドラマCDという事で
コミックス版にはこの話はありません。



小狼たちが来た国は
水上都市コラル。

モコナは羽根の波動らしきものを見つけるのだが・・・

それは王宮の宝物蔵にあるらしい。


早速王宮へ行き王の謁見を求めれば・・・

桃矢兄さまそっくりの神官が居て
雪兎さんそっくりの人が王様だった。

しかし、王は即位した直後から
心を失い・・・
宝物蔵を開けて波動の元を見せてもらうためには
王の心を取り戻さないといけない。


さくらは兄のように慕っていた
雪兎さんそっくりの人が心を失っている事を悲しみ
自分が何とかすると宣言してしまう。


さくら・・・
本当に大丈夫なの?
出来るの?


とも思うのだが・・・


そしてファイは
ユキト王が即位する前はお芝居が大好きで
夜な夜な宮廷劇場を開いていたという情報を手にし
自分たちもお芝居を!
と思う。



おいおい、本当に大丈夫なの?!
と思うのだが・・・


やる気満々なファイとモコナ。


渋々という感じの黒剛。


そして不安一杯のさくら姫。


ファイやモコナが黒剛に何かを言い
それに対して黒剛が怒り
追いかけっこが始まる。


毎度のパターンですが
よくも毎回毎回・・・
なんて思いながら聞くほうも・・・


私は好きだったりします。


■【CD】「ツバサ・クロニクル」ドラマ&キャラソン アルバム「王宮のマチネ」Chapter.1~水上都市コラル~


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